経験とリスク

小学生の頃、中学受験のための時間の確保のためだろう、スポーツや学校での学級委員などは立候補しないように親から指導を受けていた。もともとは人前で目立つのが好きだったのか先生から気に入られるのが好きだったのかわからないが、みんな手を挙げないし立候補したらみんなで早く帰れるといった気持ちが強かったように思える。

中学受験は結局一応の成功をみたがそれに伴って失った経験、人をまとめる力、先生の説明を聞いて理解し咀嚼してみんなに伝える力、反対意見のある人と話して落とし所を探す力などそれも大きかったような気がする。

小学校中学校ではそれをほぼノーリスクで経験できるのだ。しかも立候補したりする力というかマインドは一度失うと取り戻すのに非常に時間がかかる。いまもって当時のように自己主張したりすることはできない。将来の不確定要素を考えられるようになったので無鉄砲に立候補しなくなっただけのようにも思えるが当時でも本当に嫌な仕事に立候補していたわけではない。

こんなことを最近考えていたが小学生の人間が考えて気がつける可能性は非常に低い。自分が親となったら正しいリスクの取り方を教え導いていきたい。

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