理系は食いっぱぐれないと言われる。専門的知識や専門職としての働き口があるとされるからだ。
それだけで食いっぱぐれないといえるのだろうか。文系に専門職はないのだろうか。
全然いえないし、全然ある。
まず理系の食いっぱぐれない説だが、専門職はその専門性の高さに甘んじやすい。他の事務的な処理能力や一般職で培われる社会一般で汎用される能力が身につきづらいのだ。専門性の分もちろん重宝される部分も多いがその分野が斜陽になった場合のリスクヘッジが効かない。
理系の専門職は職歴や専門課程を卒業していないと入れない参入障壁が高いのは事実だ。しかし専門性という部分においては文系の国家資格、税理士、弁護士、社労士といった士業の資格をとることで専門性を確立することはできる。
また、社会活動を行う上で文系的知識は必ず必要となってくる。上記の資格は開業したり組織運営をしていく中で必ず必要となってくるし理系の人間も頼らなければならなくなる人々だ。
「この資格を取るぞ!」みたいな具体的モチベーションを理系より文系のほうが保ちづらいが、社会の中での立ち位置や汎用性の高さに気がつくことができれば理系を凌駕することなどビジネス的には簡単ではないだろうか。

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