家族の強い希望で戸建て住宅を購入した。子育てを考えると広い家が良い、昔から憧れがあったと言っているが必要だったのだろうかとよく思う。
そもそも上記の希望は賃貸で十分解決可能な問題だ。広い家を借りれば済む話だし、そんなに同じ家にいたければ同じ家をずっと借り続ければ良い。自己所有する意味はない。
所有したいという欲望にかられてと思うが、所有したものというのはいつか無くなるのが世の常だ。経年劣化するし、家事に合うかもしれないし、ローンが滞って抵当権が講師される可能性もある。
お金で買えるものなどたかが知れている。いちばん大事なのは自分の体、頭、経験だ。これはどんなに借金しようが捕まろうが脅されようが何者にもとられることはない。なくなることもない。
意識不明の重体などになればそれはどうしようもないがその時はもはや何をどう思うみたいな高度な感覚も失われているだろう。誰にも取られない資産・保険・力だ。
物に頼るのは弱さの現れだと思う。ものを持つことで自分にない自信をなんとか持とうとしている哀れな感情だ。
人を変えることは容易いことではない。しかし自分は容易に変わることができる。自分に作ることのできる資産を着々と作り上げていこう。


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