子役、たくましくあれ

自分は子供にいろいろな役を演じさせる子役にはいささか懐疑的な見方をしている。

小さいうちから大人の言われるがままに演じ続けることで自分は本来なにがした方のか、自分は何者なのかよくわからなくなってしまう気がするからだ。

自分は子役なぞやったことはないので実際のところはよくわからないがテレビを見ている感じ「こういうことを行ったりやったりすれば大人は喜んでくれる」というような言動や反応の仕方をしがちに見える。

社会はそれをもとめているので熱に悪いことをしているわけではないが、自分が何をしたいのか徐々にわからなくなってきてしまうのではないかと心配になってしまう。

もし「大人のやりたそうなことをやって名を挙げて俳優として日本を、世界を支配したい」というような野望があればまだ救いはあると思うが、本当に素直に「喜んでくれることをやるのが楽しい」みたいな良い子は気をつけた方が良い。

自分を喜ばせることができるのは自分だけだ。自分が何をしたら喜ぶのか、それが他人軸になってしまうのは主体性を失うことにならないだろうか。上記のような逆に大人を食ってやるようなたくましさを伴ってほしい。

いま大人が回している社会を10年・20年後には君たちが回すようになるのだ。

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