ハウスメーカー

ハウスメーカーで家を建てれば安心と思っている人は多いだろう。それは間違いであることをつらつらと記載していきたい。

まずハウスメーカーが建築を依頼するのは地場や提携の工務店だ。間に仲介手数料が発生するため自然と割高になる構造をしている。

大手だからといってやっていることは変わらない。資材を注文して工務店に工事してもらって販売する。

注文で最初から指示すればぼったくられたりしないだろうと思っている方もいるかも知れないが数々の部品、トイレ、キッチン、洗面台、屋根、外壁、断熱材、構造躯体、エアコン、換気装置、基礎、床材の相場を知っている人が素人で存在しうるのだろうか。

また注文だとして結局素人が設計することはできない。言われるがままに「あれもいいですね、これもいいですね」という話になりハウスメーカーの言われるがままに設計される事になるのだ。

こだわりがあると言っても「この部屋は広く」「この部屋は2個」といった程度だろう。設計する側にとっては些細なことでどうとでもなるのだ。使い勝手が悪いと感じていても客が言ったのだからで突っぱねることができる。むしろ注文はハウスメーカーに言い訳する余地を与えてしまっているのだ。

設計発注が終わったとして工事途中の現場を見られて安心だという人もいるだろう。家は一朝一夕で立つわけではなく半年間現場に張り付いていられるわけではあるまい。張り付けたとして知識のない素人がきちんと工事されているのか判断することはできるまい。ただ見ているだけだ。安心・ではなく安心感を得ているにすぎず全くリスクコントロールにはなっていない。

その後の通電・通水・住所取得も新築で購入する場合は地番が用地変更に伴い取得されていないこともありインフラの申請がうまくいかない心配もある。場馴れしていない担当者に当たると通電の依頼をさせられたり取り消しをさせられたり、手続きが混乱する場合すらある。

建売では地番は取得されインフラも開通しているため上記のような心配はない。

リスクについても契約前にハウスインスペクションを入れればマネジメント可能だ。

建売だろうが、注文住宅だろうが可能なリスクコントロールは同程度なのだ。

間取りが気に入らなかったら?リフォームすればいいじゃないか。よっぽど構造に関わる部位でなければ壁を立てたり取り払ったりすることは十分可能だ。

少なくとも数千万円の差が出る注文住宅にするよりは安価に理想の家を立てることができるはずだ。

また、ハウスメーカーも暇ではない。多くの顧客を抱えている。注文した人は自分ひとりにつきっきりになってほしいと思うだろうがそんなわけにはいかないのも現実だ。自然と仕事のヌケモレが出てくる。新入社員やおぼつかない社員もいる。一般的な会社と同じだ。あたった担当者の当たりハズレもある。いちいち指摘して訂正するのは非常にストレスだ。

余計な時間、出費、ストレスを避けるためにもハウスメーカー、いや、注文住宅は私は絶対におすすめしない。運が良い一握りの人に全員がなれるわけではないからだ。

あなたまで被害者になる必要はないのだ。

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